スキミング詐欺に注意

クレジットカードの不正使用、変造、偽造、郵送・配送途上の抜き取り等のカードに係る犯罪が増えています。これに対して、カード業界では、不正使用の防止対策に力を入れていますが、最近はネットワーク上でパスワードやID番号、クレジットカードの会員番号が盗まれるなどの被害も出ていますし、加盟店の端末機から情報をかすめ取る「スキミング」といわれる犯罪も多発しています。

■本人が気づかないうちにすべてが終わっている。

スキミングとは、他人のクレジットカードやキャッシュカードの磁気記録情報を不正に読み出してコピーを作成し、使用する犯罪行為です。カードの磁気ストライプ部分に入っているカード情報をスキマーと呼ばれる特殊装置により読み取り保持し、そこに書かれているカード番号などの重要情報をそのまま別のカードに書き込み偽造してしまうのです。
「スキマー」と呼ばれるカード情報を読み取る装置はタバコサイズのような手のひらに入る程度の機械で、磁気部分を通すだけでカードのデータをコピーできる簡単な装置です。それで盗みとったデータを他のカードにコピーをして偽造カードを作り、カードを悪用されてしまうのです。

スキミングには2パターンあり、クレジットカード本体を盗まれて、データをコピーされるというパターンと、クレジットカード自体は手元にありつつも、知らない間にデータを盗まれてしまうパターンがあります。手口としては、飲食店などで他の客の上着に入ったままのクレジットカードから情報を盗み出したり、空巣に入ってカードは盗まず情報だけを取り出したり、クレジットカード取扱店の端末(加盟店信用照会端末)に細工をしてスキマーを仕掛けるなどと言った手法があります。商店などで従業員がスキミングを行っていた事件もありました。

スキミングは主にキャッシュカードに使われ、口座のお金を不正に横領する犯罪として有名ですが、年々増加の傾向にあるのは偽造カードによるカードローンの不正借り入れや購入した商品を売りさばいてキャッシュを得るといった犯罪手法です。
最近では銀行のキャッシュカードまで被害が及んでいます。被害は急増中で、被害件数が以前の3倍、被害総額は5倍にもなっているのが現状です。
クレジットカードには限度額がありますが、キャッシュカードの場合はクレジットと違い限度額がありません。口座残高を全部ATMで引き出されてしまうケースがほとんどです。

スキミング犯罪の怖さは何といってもすぐに気づけないことです。窃盗カードの不正使用の場合は、盗まれた所有者が気づいて警察などに即時通報することが可能ですが、スキミングはカードの盗難と違って、カード自体が「無事」であるため、本人が気づかない間に不正利用され、被害に気がつくのは請求書が来てからということになり、通報が遅れることが問題となっています。気付いたときには既に終わったあと。これが怖いところです。きちんと、月々のカード明細を確認していないと、スキミングの請求にも気がつかない可能性もあります。

■スキミング犯罪に遭わないためには?

最近ではスキミング防止シートやスキミング防止財布などもありますが今普及しているのがICカードです。ICとは集積回路というチップで、非常に高性能で、機能性や安全性にとても優れています。膨大なデータを記憶する事も可能で、それ自体で計算をする機能もあるというわけです。変造をするのがとても難しく、スキミングなどの対策になるのです。しかも、ショッピングなどのクレジットカード使用時に、ICカードを使用する事で、サインをする手間は一切省けます。今まで店員の肉眼で、サインを確認していたやり方とは異なり、暗証番号を利用者が入力する事で、本人確認などが即刻取れるという仕組みになっているのです。

金融機関ではキャッシュカードの「IC化」を推進しているほか、「生体認証」(指紋、掌紋、声紋、網膜などにより個人を特定すること)によるセキュリティ対策も導入されつつあります。クレジットカードについてはICチップ搭載のクレジットカードであればスキミング防止にも役立ちますし、セキュリティ面でも優れています。ICチップ搭載のクレカは普及しており、大手クレジット会社では無料クレカにもICチップ搭載のカード普及に努めています。クレジットカード発行するのであれば、ICチップ搭載のクレカをセレクトする方が良いでしょう!

またカード会社によってはカード利用者の利用状況から、その人のよく使う場所、買う物などを判断し、悪用を未然に防いでくれる機能をもったところもあります。こういった防犯システムを持ったカード会社のカードの場合には、そのカード利用者が普段使わないであろう場所でカードが利用されると、自動的に本人確認が必要になるようになるため、スキミング犯罪などでカードを第三者に悪用されてしまった場合でも、そのカードの利用を防ぐことが出来るのです。たとえば、いつも地元で食料品を買うときにしかカードを使わない人が、いきなり自宅から数百キロも離れた家電量販店で電化製品を購入しようとすると、自動的に本人確認が必要になるのです。普通に考えればありえないカードの使い方なのですから、こういった防犯システムがあると利用者にとっても安心なのは間違いありません。

利用明細書からカード情報が盗まれることもあるので、ATM周辺のゴミ箱にそのまま捨てずに、必ず持ち帰ってから、油性ペンなどで情報部分を塗りつぶしてシュレッダーにかけるか、手やハサミで細かく千切ってから、数回に分けて捨てるようにしましょう。銀行から郵送される口座情報などのお知らせも同様に処分してください。

言い方は極端ですが、キャッシュカードを持ち歩くということは、引き出せる預貯金全額を持って歩くのと同じです。カードを持ち歩かなくても、自宅に置いてあって、空き巣被害を受けた場合、カードは残っていても「ハンディスキマー」で情報を盗まれている危険性があります。カード情報だけでなく現金や貴重品が盗難被害に遭わないように、住まいの侵入防止対策も万全にしておいた方がいいでしょう。

■それでもスキミング被害にあってしまったら?

クレジットカードの注意点として、紛失した時は、速やかに警察とカード会社に連絡をしましょう。この連絡があってからは、紛失したクレジットカードは無効カードとなります 不正使用される心配がありません。
スキミング被害の届けは取引銀行から提出してもらいます。ATM内部に保有している現金を引き出された銀行が被害者なのです。

スキミング被害の発見法は下記のパターンです。
取引銀行のホストコンピューターにデータがありますので、どこで引き出されたか一目瞭然です。そして通帳記入によってスキミング被害を特定します。紛失・盗難にあった場合には、警察およびカード会社に届け出て、その旨の証明を受けたもののみが保険の対象となります。
クレジットカードには《カード盗難保険》が通常ついており、不正使用の損害の補填がされます。
ただし、カードの保管状況に問題があったり、所持者が注意を怠っていたりして「本人に過失があった」とされる場合は、保険が適用されないケースもあります。特にキャッシングで使われた場合は、「暗証番号の取り扱いに問題があった」とされ、本人の過失と判断され、返済義務を課す会社が多いです。やはり自身の管理が重要なのです。


  • カード現金化の利用をした方が、申込の必要情報としてカードの情報を聞かれ、その後悪用されるといった被害が出ているようです。クレジットカードの情報は安易に他人に教えることのないよう注意してください。
  • http://www.f64s.com/
  • 改正貸金業法が施行され総量規制が始まってから、キャッシング枠での借入を停止されてしまった方も多く、最後の手段としてショッピング枠を換金するサービスを利用する方が増えているようです。
  • http://www.ecoequitable.com/
  • クレジットカード現金化のランキングなどを掲載しているwebサイトもあり、上位のサイトには毎日相当数の利用者から申込が入っているようです。
  • http://www.reju4you.com/